蔵六ブログ
2021.07.19
ハンコの語源
■アシストインにて取り扱っています。はんこの語源を・・・
江戸時代に盛んに作られた木版画やそれに用いられる版木を版行(はんこう)と呼び、それが転じてはんこと呼ばれるようになりました。
今ではごく当たり前に使われている判子(はんこ)という言葉は、版行が語源だということを知っていますか。
版行という言葉をたどると江戸時代までさかのぼります。
版行とは書物や文書を印刷することを指します。
江戸時代には、木で出来た版木に文字や絵を彫って書物を大量に刷る技術が発達しました。
日本の名所や歌舞伎役者の肖像画を描いた浮世絵が大流行した背景には、版行の技術が発達して人々が手軽に印刷物を手に入れることができるようになったということがあります。
版木さえあれば文字や絵を何枚でも同じように摺ることができるわけですから、まさに現在の印鑑と同じ役割を果たしているわけです。