蔵六ブログ
2021.10.12
印を愛する日本人こそは幸福な国民である。
■印鑑は、わずかな方寸の中に、世界を含み、生涯の美意識を深めるものは、この『方寸の印材の面』にしか求められないものです。
わずかの方寸の間に、宇宙の大を知り、方寸の小範囲間に人生の真美を知るものは印を置いて他にない。
書と画と篆刻とは,正に人間の真楽といえよう。
篆刻は極めれば芸術の世界にはなるが、実用印は同じ流れであり職人気質にその本質を見る事ができ、現実の生活に印は役に立っている。
印を愛する日本人こそは幸福な国民である。