蔵六ブログ

2021.11.02

花押の事 その①

なぜ、押すと書くのか? 「押」には、「署名する」という意味があり、 花のように美しく署名するので「花押」という。

「押」という字は、「手」の象形(しょうけい)と「亀の甲羅(こうら)」の象形で、 「(亀の甲羅のような物で)覆う」の意味から、手で物を覆って「押さえる」を意味する漢字。 現在、押す、押さえる、書き判、(のり=法律、規範)慣れる、助ける、などの意味がある。

TRIVIA:「押える」と「抑える」の使い分け 押=暴れ馬を押さえる、土地・建物を差し押さえるなどのように「動かないようにする」場合に使う。 抑=物価の上昇を抑える、欲望を理性で抑えるなどのように「下から上がってくるのを止める」場合に使う。

「押印(おういん)」と「捺印(なついん)」の使い分け 押印=「記名押印」が略された呼び名。ゴム印やパソコン等による氏名のところに印判を押すこと。

捺印=「署名捺印」が略された呼び名。本人が自筆で氏名を手書きしたものに、印判を押すこと

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